〜汚い部屋は脳を壊す〜成功を掴む片付けの法則

実用知識

不幸せな貧乏人の行動には共通点がある。それは「物を買うことで幸福を得ようとすること。

しかし、物を得ることで生じる幸福感は一時的なもので、すぐに新たに物が欲しくなる。そんな人達は何が本当に価値があるものなのかを判断できなくなっている。

裕福で幸福な人の特徴は「物が沢山あること」というイメージが芽生えているがそれは真実ではない。経済を促進させたい、日本社会の吹込みにすぎない。

逆に本当に裕福な人の特徴は身の回りの物を最小限にして、重要なことに集中している人。

掃除が行き届いてない。物があふれすぎて床が見えてない。そんな環境に日常的に身を置いていると外面的にも内面的にも滅びていく。今回はそんな状況を打破して、成功に近づくために物を減らす方法を紹介。

散らかった部屋の悪影響

散らかった部屋は、物を探すのに困るだけでなく精神的にも外面的にも悪影響を及ぼしている。

集中力・生産性の低下

物が溢れているとそのモノに気が散ってしまい集中力が低下する。散らかった部屋では視界に多くの物が存在し、脳に過剰な刺激を与える。

そのため、物が多ければ多いほど、注意力や集中力が奪われタスクに意識を集中させるのが難しくなる。

また、散らかった空間は無意識的に脳が「やり残した仕事」と判断する。そのため、散らかっている物を見るたびに「片付けないといけない」という未完了タスクが意識され、脳のメモリが無駄に消費されてしまう。これによって目の前のタスクに対する集中を妨げ、やる気も低下させる。

自信の低下

散らかった空間が継続すると、「自分には片付ける能力がない」という否定的な感情が高まり、気分が落ち込み、自信が低下する。

また、散らかった環境は、無意識のうちに不快感や心理的な負担を与える要因になる。整理整頓された環境に比べ、散らかった環境は不安感や落ち着かなさを引き起こす。

片付けによるメリット

集中力・生産性の上昇

「あれ片づけなといけない」「そういえばこのメンテナンスしないといけない」といった思考が脳裏をよぎるだけで、生産性が一気に減少する。無駄なことに脳のメモリを割かないようにするのは結果を出すうえで必要不可欠なもの。

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなどの有名な成功者は毎日同じ服を着ている。これは「どの服を着ようか?」といった選択に脳のメモリを割かないようにするため

同じように物を最小限にすることで集中力・生産性がぶち上がって結果を残すことができる。

決断力の上昇

部屋の物の断捨離は大変なもの。自分の大切にしていたものを捨てる決意を持たないといけない。

そのため、何が自分にとって本当に必要なのかを決断しないといけなくなり、決断力が鍛えられる。

自分で決断できない人は周りの人たちに流されて、自分のやりたいように行動できなくなる。常に周囲の目を伺って恐れて生きていくようになる。その状況を打破するために掃除をする。

悪習慣が身につかなくなる

自分の成長に必要なもの以外を排除することで、無駄な行動・悪習慣をしなくなる

例えばゲームをついやってしまう人はゲーム機を捨てることで半強制的にやることがなり、その代わり時間が生まれる。そのため、自分の成長のための行動をするようになる。

もし周りに成長に必要な物しかなかったら成長するための行動以外にやることがなくなる。

自信の向上

部屋を片付ける行為そのものが、生活を自分で管理している感覚を与え、自己肯定感を高める事ができる。

散らかった部屋を自分の力でキレイにすることで、「私は環境を変えられる」「自分の生活をコントロールできる」という自己肯定感が高まる。

また、小さな成功体験を積み重ねることができる。散らかっていた空間が綺麗になるという目に見える変化を体験することで、「自分は行動を起こせば結果を出せる」という感覚を得られる。この「小さな成功体験」が自信を育む土台となり、他のチャレンジにも前向きに取り組めるようになる。

心と行動に余裕が生まれる

部屋の整理は人格を左右する。部屋が乱れていると心も乱れる。実際ほとんどの、怒りっぽくて自分勝手な人のデスクや身の回りの環境はいつも汚く散らかっている。

そこで身の回りを整理して環境を変えることで、メンタルを整えられる。心に余裕が生まれる。

他人に対して親切にできない人は身の回りが散らかっている可能性が高い。一度身の回りを見渡してみる。

時間が生まれる

出費を抑えることで、労働時間を削ることができる。また、物をメンテナンスする時間や掃除する時間が圧倒的に減るので莫大な時間が生まれる。

その余った時間を「今まで行きたかった所」「いままでやりたかったこと」などの自分が本当に好きな趣味や大切な自己投資のために使える。

何かを成し遂げる最初のステップは行動する時間を作り出すこと。物を減らすことで勝手に時間が生まれるので、成功に近づける。

お金がみるみる貯まる

部屋を常に整えようと思うと、無駄なものを極力増やしたくない心理が働く。そのため、買うものを吟味するようになる。「とりあえず人気だから買っとくか」「いつか使うだろう」と思わなくなる。

そのため、今まで無駄な資源に投入していたお金を節約できる。

減らすべき物

収納用具は何のメリットもない

部屋を整理しようと思った時、多くの人がやってしまう間違いは収納用具を買ってそこに物を詰め込むこと。ひと目見たら、物が片付いているように見える。しかし、物を隠しているだけで、根本的な解決になっていない。むしろ収納用具の管理コストがさらにかかるだけ。

人生にメリットを及ぼす片付けは部屋の中の物の総量を減らすこと。物理的な量を減らす。

複数の物・ストックしてある物

何本もある鉛筆、マーカー。何種類もある化粧品。これらの物は無意識に「どれを使うか?」と迷いが生じて脳のメモリが食われる。何本もある意味はない。今すぐ捨てる。

2個以上持っているものは捨てることを意識する。

リターンを生まないもの

物を所有しているコストとリターンを天秤にかけて判断する。自分の資産が増えたり、時間を節約できたりする「元が取れる物」のみを残しておく。逆にリターンを何も生まないものは持っているだけで損をする。

ものを買うときや捨てるときは常に「本当にこの物に時間とお金を投資して良いか」という思考回路を持つ。

1年以上使っていない物

季節を一周して一度も使わなかったものはこの先も絶対に必要にならない。「いつか使うだろう」といった考えが危険。片付けを妨げる。

衣類などの1年以上着ていない服や、サイズが合わないもの。本や雑誌などの読み終えた後に再読する予定がないもの。は今すぐ捨てる。

感情的に執着しているもの

「人からもらった物」「思い出の品」「学生の頃の写真」こういった物はとても捨てづらい物。

しかし思い出の物は何の役にも立たない。どうしても捨てるのが苦しいものはスマホで写真を取って捨てる。デジタルの形でのみ残しておく

物を減らす思考法

長期的に見て必要としているかを考える

買いたい物や捨てるか迷ったものに対しては「これは3年、5年経っても必要か?」を考える。ものを長期的に見て判斷する。

質が悪いけど安い物を買うのではなく、値段は高いけど質が高くて本当に自分に必要だと思う物を買う。また、値段は高いけど質も高い物の方が長期的に見て安くすむ場合が多い。

迷ったら捨てる

断捨離の時は決断を先延ばしにせず、「残す」か「手放す」かをはっきり決める。

迷ったら捨てる。捨てるかどうか迷うものは本当に必要なものではない。本当に自分に必要なものはそもそも迷わない。

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