記憶に残る8つの読書術|10冊以上の本から吟味した

実用知識

「本を読んでも身についてる気がしない」「すぐに忘れてしまう」

と悩みを抱えていませんか?

本をいくら読んでも、記憶に残らなければ時間の無駄です。大量の本を読んでも、身についていなかったら何の価値も成しません。

世に売られている読書術についての本を10冊以上読んで、実践してみました。その中で、最も効果が実感できた方法を8つ紹介します

本を読む目的

本を読む目的は、本の内容を私生活で実践することです。本で得た情報は、実際に試して初めて価値を成します。

ただ漠然と「〜冊も読んだ!」と沢山の本を読んでも、身についてなかったら意味はありません。読んだ本の数より、どれだけ身についたかが重要です。

「本を沢山読むだけで満足していないか?」「本の内容を実践できているか」を自問自答しましょう。

記憶に残る読書術8つ

ここからは、読書術についての本を10冊以上読んだ中で、最も効果が発揮された方法を紹介していきます。

1.マーカーを引く

重要な箇所」や「新しい気づきの箇所」にマーカーを引きます。

手を動かしてマーカーを引くことで、脳が活性化して注意や集中力が高まります。結果、記憶に残りやすくなります。

また、マーカーした部分は目立つので、自然と何度も目に映らせることができます。

では、具体的にどのようにマーカーを引けばよいのでしょうか?

マーカーの引き方

色は記憶に直接作用します。色ごとの役割は以下のとおりです

  • 黄色:最も目立ちやすく、注意を引きつける⇛私生活で実践する内容に引く
  • :緊張感を与え、脳に「重要だ」と強く訴えかける⇛重要な内容に引く
  • 青や緑:落ち着きや信頼感を与え、情報の整理や長期記憶に有効⇛新たに知った内容に引く

色ごとに役割を決めておくと、見返した時「どの情報がどんな役割を持つのか」が即座に分かります。必要に応じて使い分けましょう。

2.読書の制限時間を設ける

「〜章までを30分以内で読み切るぞ」と制限時間を設けて読書をすると集中力・生産性が上がります。 制限時間が設けられると、緊張感が増して目の前の作業に没頭できるためです。

読み始める前は必ず時間を設けましょう。

3.重要そうな章を読んで断捨離する

本の目次を見て、「重要そうな章」や「役立ちそうな章」を読んで、その後も読み続けるかどうかを決めましょう。「自分に役立たなそう」と思ったら読むのを辞めるのです。

「え、そんな中途半端に読んで良いの?」と感じるかもしれません。

しかし、時間は有限です。自分に役立たない本を読んでも、時間の無駄です。自分に本当に役立つ本に出会う確率は、20冊読んだ中の1冊と言われています。

自分に本当に必要な本に出会うまで本格的には読み進めないようにしましょう。

本を断捨離する基準は以下を参考にしてください。

  • 新しい発見があるか
  • 自分に役立つか
  • 心に響くか

あくまで参考程度です。「自分にとって重要そう」と感じるかどうかを見つめましょう。

4.気になる章から読む

本は気になる章から読みましょう。気になる章から読むことで、最初から「面白い」と感じてモチベーションを向上できます。

反対に、興味が無い章を無理に読むと、途中で飽きます。

また、今すぐ役立つ知識を最短で吸収できるのもメリットの1つです。「即読んで、即実践」という行動ができるので、自分の役に立つ可能性が高くなります。

5.何を得たいのかを事前に考える

得たい内容を事前に明確にすると、ピンポイントで必要な内容が目に入ります。

逆に、何を得たいかが曖昧だと、関係ない内容にまで意識が向きます。結果、必要な情報を得ることができなくなります。

本の表紙や目次を参考にして、「何の知識を得たいか?」を考えましょう。

6.良書は定期的に読み返す

自分に役立った本は、定期的に読み返します。

2回目の読書効果は、倍どころではないです。もっとずっと高くなります。1回目では見逃していた内容や、難しかった部分を再確認できるためです。

しかし、本のページ全てを読み返すと、莫大な時間がかかってしまいます。そこで、

  • とても役立った章
  • 新しい気付きが多かった章
  • 新たな考えがあった章
  • 本の中でも重要な章

といった箇所のみを読み返しましょう。

7.重要な箇所のメモを取る

本のメモを取ることは、記憶力と理解力を深める上で効率的な方法です。

ではなぜ、メモを取ると記憶できるのでしょうか?

メモを書くには、本の内容を自分なりの言葉で表現する必要性があります。結果、内容が脳の中で整理されて、記憶に定着するのです。

全てをメモする必要はありません。「重要な箇所」や「実践できそうな箇所」を自分なりの言葉でまとめましょう。

8.アウトプットする

読んだ本の内容をアウトプットすると、記憶の定着が飛躍的に向上します。話したり、書いたりと体を能動的に動かすことで、脳が「この情報は重要だ」と認識するためです。

では、どうすればアウトプットできるのか?

それは、話すことです。友人や知り合いに、最近読んだ本の内容を話しましょう。自分の記憶が定着され、かつ友人の学びにも繫がるWIN-WINの関係になります。

「忙しくて読書ができない」は言い訳

「時間がなくて読書ができない」と感じている人が多いです。しかし、これは言い訳に過ぎません

1日を見返すと意外と、手が空いている時間帯があります。1日を通して、数分でも手が空いている時間があるかをチェックしましょう。

特に、通勤や待ち時間などの、スキマ時間を有効活用できます。スキマ時間は積み重なると膨大な時間になります。その他大勢がスマホをスクロールしている間に読書をして差をつけましょう。

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