聞く読書とはオーディオブックによって本の内容を耳で聞くことを意味しています。音声で知識のインプットができるものです。
音声学習は最強のインプット法です。
スキマ時間に手軽に聞くことができます。人生のスキマ時間は積み重なることで、膨大な時間になります。この時間をスキルや、知識の向上に当てることで、大きな成長をもたらします。
「オーディオブックのメリットは?」「聞く読書では、どうすれば効率的に覚えれるの?」といった質問を抱えている人も多いと思います。
そこで今回は聞く読書のメリットと、5つの効果的な聴き方を紹介していきます。
聴く読書のメリット6選
聴く読書は耳から情報が入るため、実際の読書と違ったメリットをもたらします。
1.思考が潜在意識に組み込まれる
オーディオブックを継続的に聴くことで、思考を根本から変えることができます。
人間には、「ミラーニューロン」という相手の行動や発言に影響されて、真似してしまう性質があります。この性質により、耳からの情報は、脳に直接刻まれるため、思考・行動が潜在意識に組み込まれます。
「成功者の本」を聞いたら「成功者の思考・行動」に近づき、「経営者の本」を聞いたら「経営者の思考・行動」に近づきます。自分の思考・行動が根本からアップデートされるのです。
2.スキマ時間を有効活用できる
オーディオブックは通勤や待ち時間などのスキマ時間に手軽に聴けます。
総務省統計局の調査結果によると、日本人の往復の通勤時間は平均1時間19分だそうです。1週間で7時間、1ヶ月で約35時間になります。
人生を通して、スキマ時間は膨大な時間となります。この時間をスマホで浪費せずに、オーディオブックを聞いて、知識やスキルの向上の時間にしましょう。1年後、周囲の人達と大きな差をもたらします。
3.短期間で沢山の量を読める
本を聴く速度は、実際に目で読むよりも速いです。また、倍速機能もついているので短期間で沢山の量を読むことができます。
倍速で再生すれば、一度聞いた内容をくり返し聞く時間を確保できるので、得た知識をより深く記憶することができます。
4.想像力が養われる
オーディオブックでは聴覚情報しか入ってこないため、脳は内容を理解をするためにイメージを膨らませます。記憶から情報を引っ張り出して、内容を視覚化するのです。
この可視化する作業をやればやるほど脳が活性化し、より鮮明なイメージを描けるようになるので、想像力を養うことができます。
5.マインドフルネス状態に入れる
マインドフルネスとは「今」に意識を向けることで、集中力や生産性の向上、ストレスを軽減する事ができる行為です。
聴く読書は、集中して聞いていないと理解できません。この状態によって「今」に意識が向くため、マインドフルネス状態に入ることができます
6.眠りにつきやすくなる
親は子どもを寝かしつけるために本を読み聞かせします。子どもをスムーズに眠りにつかせるためです。
同じように、オーディオブックを聴くとスムーズに眠りにつくことができます。余計なことを考えなくなり、心配事が気にならなくなるためです。
5つの効果的な聴き方
本を読む量よりも、どれだけ知識として身についたかが重要です。たくさん本を読んでも、知識として身についてなかったら意味がありません。
1.気になる章を10分聞いて取捨選択する
本は自分に役立つ情報が載っているか、当たり外れが激しいです。自分にピッタリの素晴らしい本は、20冊に1冊と言われています。
そこで、気になる章を10分聞いて、その後も聴き続けるかを判断しましょう。
気になる章は、本の一番面白い箇所です。一番おもろい箇所に心を惹かれなかったら、その本全体として合わないです。
自分に必要な本を見抜き、不必要な本は読まないようにしましょう。時間の無駄です。「少しは役に立つかも・・」と湧いてくる考えを断ち切りましょう。
2.大事な箇所は繰り返し聞く
人間の記憶は、繰り返し触れることで強化されます。自分の知識として身につけるためには、繰り返し聴くことが大切です。
本全体を繰り返し聴くのは、時間効率が悪いです。重要な箇所や、学びが多かった箇所をピンポイントで繰り返すだけでOKです。
3.メモを取る
役に立った情報や初めて知った情報をメモします。
紙に書くことで、知識がアウトプットされてより記憶に定着します。書く作業をすると、情報が脳内で整理されて、短期記憶から長期記憶に移るためです。
聴き終わった後に、少し時間を空けてメモを取りましょう。
4.気になる章から聴く
完璧主義者や「丁寧に読まないともったいない」と感じる人は、丁寧に最初から最後まで聞いていると思います。
しかし、本は自分にとって無駄な情報が7割以上を占めています。読んでいる内容のほとんどが、無駄です。いちいち、全ての内容を読んでいたら時間の無駄になります。気になる章から聴くようにしましょう。
5.常に「ながら聴き」する意識を持つ
1日を通して、耳が空いているタイミングは意外と多いです。
スキマ時間の学習は毎日積み重ねることで、莫大な時間を生みます。数年後、周囲の人達と大きな差をつけることができます。
常に「今聞くことはできないか?」を意識しましょう。
以下にスキマ時間の例を上げます。
家事
- 歯磨き
- 皿洗い
- 洗濯物
- 買い物
- 料理
生活
- 筋トレ
- ランニング
- 通勤
- 待ち時間
- お風呂
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