「断る力」を身につける5つの方法とコツ|都合の良い存在にならない

実用知識

他人の頼みを何でも受け入れる都合の良い存在になっていませんか?

「本当は嫌だけど失望させるのが怖いから・・」と自分の本心とは、逆の行動を取ってしまう人が多くいます。

人の頼み事を受け入れることは、「表面上の聞こえ」は良いかも知れません。しかし、実際は他人にどう思われるかを気にして、「本心の自分」から逃げているだけです。

断ることは、弱さではなく「強さ」の証です。他人に振り回されず、自分の人生に集中するために必要なスキルなのです。

今回は「断る力」を身につける5つの方法を紹介します。他人の頼み事を全て受け入れる「弱い存在」から卒業しましょう。

断る事ができない4つの悪影響

「相手の機嫌が悪くなるのが怖い」「失望されたくない」「悲しませたくない」と人の目を気にして断る能力にかけている人が多くいます。

しかし、断れない弱い意志は、多大な悪影響を及ぼします。

1.自分の時間が奪われる

断れない人ほど他人に時間を奪われてしまい、自分の時間を使えなくなります。

  • 上司に頼まれた仕事を引き受けたせいで、スキルアップや副業の時間が取れない
  • 友人の頼みを断れず、貴重な休日が潰れる
  • 本当は家族と過ごしたかったのに、飲み会に行ってしまう

といった日々の蓄積で、あなたの時間が他人に奪われます。

時間は有限です。他人に時間を使っていたら「叶えたかった夢」「達成したい目標」が犠牲になってしまうのです。

2.リスペクト(尊敬)が欠ける

他人にどう思われるかをビクビク気にして、何でも承認する人はリスペクト(尊敬)が欠けます。

「この人は、何でも言うことを聞くから適当に扱って良いんだ」と認識されて、仕事や私生活の全てにおいて格下に思われてしまうのです。

逆に、イヤな事はハッキリ嫌だと主張すると、「自分の軸を持っている」と認識され、リスペクトに繋がります。

3.自信が低下する

他人の頼みを何でも受け入れていると「断れない自分」に嫌気が差して、自信が低下します。

自信が低下した状態では、他人の目が怖くなり、さらに断れなくなる悪循環に陥ります。

逆に、他人に振り回されず、自分の本心に従って生きる事は自信を身につけるのに有用です

断るたびに「自分は選択できる」という感覚が強くなります。結果、自信が湧いてくるのです。

4.良いように扱われる

自分が我慢して相手に迎合していれば、受け入れられ、好かれると思っている人がよくいます。

しかし、これは大間違いです。

実際は、都合よく扱われたり、見下されるだけです。

幾度も、頼み事を受け入れると「この人の時間は利用しても良いよね」「頼み事は何でも聞いてくれるし」と認識されて、ただただ利用するだけの存在になってしまいます。

断る5つの方法とコツ

1.断る基準を明確にする

「何に対して断るか?」と断る基準を明確にしましょう。断る基準が曖昧だと、簡単に流されてしまいます。

断る基準の作り方

  • 優先順位を決める(何に時間やエネルギーを使いたいのか)
  • 「やりたくないこと」を考える(無駄な飲み会、不要な付き合い)
  • 断る理由を明確にする(「自分の目標に時間を使いたい」「スキルアップなどの自己投資にエネルギーを使いたい」)

何を断るか明確にすれば、簡単に断れます。

2.自信をつける

自信があると、過度な遠慮や罪悪感を感じることなく断れます。「頼まれるのはありがたいけど、自分の時間を大切にしたい」ときっぱり断れるようになるのです。

自信は以下の方法で鍛えることができます

  • 失敗や挫折を経験する
  • 姿勢を正す
  • 自分との約束を守る
  • 筋トレをする
  • 主張する
  • 目標を達成する
詳しくは以下の記事をご覧ください

3.夢や目標を持つ

他人の頼みを何でも受け入れる人は、「自分の時間」の価値を軽視しています。

自分の本当に叶えたい夢や目標を持っていたら、「自分のために時間を使いたい」という固い決意が湧きます。

他人の頼みよりも、自分の目標のほうが優先度が高いため、断る力が湧くのです。

今の現状の自分を見つめて、「何を達成したいのか?」を自問自答しましょう。

  • 副業で稼いでいる自分
  • 自由な時間に働いている自分
  • 趣味や余暇に満たされている自分

など、思い描けばたくさん出てくるはずです。

「なりたい自分」に向けて行動することで、自分の時間が大切になり、自然と断る力が湧いてきます。

4.タイミングを見計らう

断るタイミングは重要です。人間は感情的な生き物なので、タイミングによって断りやすさが違ってきます。

  • 機嫌が悪そうな時
  • 忙しい時

以上の状況では断りを入れるのを控えましょう。

適切なタイミングで断りを入れたら相手も納得しやすくなります。

5.相手に感謝を添えて敬意を示す

断る時は相手に敬意を示すのが重要です。敬意を示すと、信頼を損なわず断ることができます。

具体的な方法は、感謝の言葉を添えることです。

「頼ってくれて嬉しいけど、・・」と相手に感謝している言葉を伝えると、敬意をアピールできます。

断っても昇進や評価には響かない

「上司からの頼みを断ると昇進に影響が出てしまう」と感じる人がいると思います。

しかし実際は、「何でも頼み事を受け入れる人」ではなく「仕事ができる人」「能力がある人」が昇進したり評価されています。

「上司のお願い」を断れず、他人に振り回される人は昇進していません。 むしろ、頼みを何でも受け入れていると「自分の軸をもってない」と感じ取られ、信頼を損なう可能性もあります。

イヤな事はハッキリ「嫌だ」と言う。これは、幼稚園から習う、簡単なことです。他人の目をビクビク気にしている暇があったら、自己成長やレベルアップのために時間を使いましょう。

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