「あの人に嫌われてないかな?」「なぜか漠然とした不安が浮かぶ」「明日のプレゼンが不安ん」などと悩みを抱えていないですか。「超ストレス時代」となった現代では、不安を抱えている人が急増しています。
しかし、今、心配している悩み事の8割は起こらないとされています。ほとんどが「妄想や勘違いにすぎない」ということです。余計なことに対して悩んでいると時間の無駄になります。
今回は、余計なことにいちいち悩まずに不安を吹き飛ばす方法を紹介します。
不安がもたらす3つの悪影響
1.集中力が低下する
不安は集中力や生産性を阻害します。
「彼女に振られそう」「あの人から嫌われたかもしれない」などと不安を考えている時、仕事や勉強に集中できない経験をしたことは誰にでもあると思います。
これは、不安が何度も頭をよぎり、意識が散漫になるためです。意識が散漫すると、目の前のことに集中することが難しくなり、集中力が低下します。
2.睡眠の質が下がる
不安を抱えた状態では、脳がリラックスできないため、眠りに入るのが難しくなり、睡眠全体の質が低下します。
目を閉じて眠ろうとしても、「未来への不安」「過去の後悔」などが頭の中で繰り返しよぎって、入眠が困難になります。
3.慢性的なストレスが起こる
不安が長期化すると脳が「危険だ」と常に警戒するようになり、ストレスがかかり続けてしまいます。
ストレスが常にかかると、うつ病のリスクが高まったり、免疫力が低下して、心身ともに悪影響を及ぼします。
不安を今すぐ解消する6つの方法
1.不安を紙に書き出す
不安を紙に書き出すことで不安が解消されます。
紙に書くと不安や悩み事が可視化されて、繰り返し頭の中に浮かばなくなるのです。
また、不安が明確化されることで、案外どうでも良い悩みだと気づける場合もあります
不安の書き出し方
- 不安の原因や状況を書き出す。例(明日のプレゼンが不安。)
- 不安に対してどのような感情を抱えているか、書き出す。例(焦っている。失敗したらどうしよう。プレッシャーがある。)
2.自然の中を散歩する
不安は繰り返し頭の中をよぎっています。常に、不安を考えてしまう「思考の悪循環」に陥っているのです。
そこで散歩をして、脳の意識を不安からそらす事で、不安が解消されます。
実践方法
- 時間:10分からでも十分な効果が期待できる
- 場所:できれば自然豊かな公園や森林を選ぶ
- 意識:悩み事ではなく、自然の美しさに意識を向ける
3.不安を声に出す
不安を友人などに話すと心が楽になります。不安を友人に共有することで、不安やネガティブな感情が外に出されて、心が軽くなります。
また、これは独り言でも効果が期待できます。
不安を声に出す方法
1.の「不安を紙に書き出す」同様に、何に悩んでいるのかを具体的にして声に出します。
- 何に悩んでいるのかを声に出す
- 不安に対してどのような感情を抱えているかを声に出す
4.不安を消そうと意識しない
人は物事を考えないように意識すると、逆に考えてしまいます。無理やり「忘れよう」「考えちゃダメだ」と意識すると、さらに不安や緊張が高まってしまうのです。
不安や緊張が生じたら、消そうとするのではなく、「この不安は入念な準備をさせてくれている」「自分を成長させてくれるもの」とポジティブに意識しましょう。
不安をポジティブに考えると、良い方向に向かう行動が増えます。
5.SNSを制限する
InstagramなどのSNSは他人が充実している生活を一方的に見せられるアプリです。
SNSを見ることで「あの人はこんなに充実した生活を送っているのに私なんて・・」と自己肯定感を低下させて、不安を生じやすくする精神状態になります。
- 寝る前30分は使用を控えよう
- 休日は1時間以内にしよう
このように、少しの時間からでもOKなので使用制限を心がけましょう。
6.深呼吸(瞑想)をする
不安は、過去や未来に対しての物です。そこで、瞑想(マインドフルネス)をすると、「今」に意識が集中されて、不安を軽減することができます。
「今」に集中する能力を高めれば、「目の前の事」以外のことが気にならなくなります
瞑想のやり方
- 静かで邪魔の入らない場所に行く
- 姿勢を正す
- 目を閉じるか、一点を見つめる
- 深呼吸をする。鼻から吸って口から吐く。
- 雑念が浮かんでも呼吸に意識を向ける。
コメント
文章構成がとてもわかり易く理解できた。
とてもためになる記事だった。