「人と話すのが怖い」「自分に何の価値があるのかわからない」などの悩みを抱える人が増えている。
現代人は今までにないほど自信や自己肯定感が低下している。自分自身に不安や疑念を持っている人が増えているのだ。
しかし、そんな自信は生まれつき備わっているものではなく、日々の生活で鍛えることができる。
今回は一時的なテクニックではなく、本質的に自信を上げて生活をより良くする方法を紹介。
自信が高いと得られるメリット
1.自分の主張をはっきり言える
自信がない人は、自分にとって嫌なことがあった時、ハッキリと主張できない人がほとんど。常に、相手の顔色をうかがって全員に好かれようとする。
「本当は予定があったけど、上司の飲みの誘いは行かないと」「先輩の頼み事なら聞かないと怖い・・・」などと自分の軸を持てず、他人に簡単に流されてしまう人がほとんど。
自分の主張をハッキリ伝えられない人は、何でも頼み事を聞いて、良いように利用されていく人生になる。
そこで、自信があると自分の軸が強くなるので、嫌なことはハッキリ「嫌です」と主張する勇気を持てるので、他人に振り回されなくなる。
「そんなこと言ったら嫌われてしまう・・・」「孤立したらどうしよう・・・」と思う人もいるだろう。
しかし、自信を持ってはっきりと主張する人は相手に好まれやすい。他者と自然なコミュニケーションをとることができて、信頼関係を構築しやすい。
2.オーラが出る
「スピリチュアルすぎでは?」「オーラなんてほんとに変わるの?」と思う人がいるだろう。
しかし、実際に自信がつくと、目つき・姿勢・声のトーンが変わり、堂々とした印象を与える。この堂々とした印象が信頼感やカリスマ性を発揮して、オーラを作る。
3.コミュニケーション能力の向上
自信があると、他人の目をいちいち気にしなくなるので、自分の意見を躊躇せずに明確に伝えることができる。これにより、「ありのままの自分」で対話ができるためコミュニケーション力が上昇し、好印象を受ける。
4.失敗しても立ち直れる力がつく
自信があると、自分自身を好きになれるため、失敗や困難があっても、自己否定や自己嫌悪に陥りにくくなり、「俺にはできる」「次は絶対成し遂げる」といった自信に満ち溢れた思考をすることができる。
自分の価値を信じれるようになるので、人生に前向きな姿勢を保てる。
5.挑戦への意欲が増す
自信がある人は、新しいことや困難な課題に挑戦する意欲が高まる。
自信があると、自分自身に対する期待や信頼度が高いため「きっと成功する」といった前向きな思考になり、リスクを恐れず行動する力が湧く。
6.リーダーシップ力を発揮できる
先も述べた通り自信があると自分の軸がしっかりしていて、明確に意見を伝えることができたり、迷わず決断を下すことができる。
説得力があり、目標やビジョンを自信を持って提案できるので、周囲の人を引っ張る力や「カリスマ性」が生まれ人が自然と引き寄ってくる。
7.幸福感の増幅
幸福度が高いと仕事の質・収入が高く人間関係が豊かになる。また幸福感は人生を楽しみ、充実感を感じる上で必要不可欠なもの。
自信があると、自分の考えや行動に満足感を感じて、日々の生活に充実感が生まれる。
また、自分を誇りに思えているので幸せを感じやすい。
今すぐできる自信を付ける方法
ここでは簡単に自信を付ける方法を紹介。
日々の生活に取り入れることで自信をつけることができる。
1.自分との約束を守る
自信とは、自分を信頼すること。自分との約束を守ることによって自信が構築される。
やるべきことをやる・決めたことを最後までやり通す。
このことを意識すると自分への期待値が高まり、困難や恐怖に直面しても「自分はやればできる」と思えるようになる。
自分との約束を守る方法
1.小さな約束から守る
いきなり大きな約束を立てず、簡単に守れそうな小さな約束から始めることが重要。小さな約束を守り、自分を信頼する感覚を育てる。
例)
- 毎朝コップ1杯の水を飲む。
- 寝る前に5分だけでも読書をする
- 5分だけウォーキングをする
守れるようになってきたら徐々に難易度を大きくしていく。
2.約束を明確にする
曖昧な約束ではなく、具体的に数値化した約束を設定する。
ポイントは「いつ」「どこで」「どのくらい」行うかを明確にする。
例)
・毎日たくさん読書をする(悪い例)
・寝る前に寝室で10分読書をする(良い例)
2.「痛み」を定期的に受ける
痛みは人間が成長する上で一番の助けとなる。定期的に痛みを受ける習慣を作る。
痛みの例)
- 毎朝コールドシャワーを浴びる
- 筋トレを定期的に行う
- SNSを見るのを30分我慢する
このような「痛み」を習慣化することで本当の自信が養われる。
少しずつ「痛みを耐える力」がついてくると、困難な大きい挑戦にも立ち向かえるようになる。
「あんなに苦しいことを普段、経験しているから自分にはできるはずだ!」と内なる信念がつき自信が向上する。
3.他人と比較しない
「あいつはこれだけできるのに、自分には全然できない・・・」のように、他人と比較する癖は、無意識のうちに自分を否定し、自信を低下させる要因となる。
他人と比較せず、過去の自分と比較する「先週の自分より〜だけ多く仕事をできた」のように過去の自分に勝つことで喜びや達成感を得るようにする。自分自身の成長に集中を向ける。
また、InstagramなどのSNSは他人との比較を促進させて、メンタルヘルスを悪化させる。
「あいつの生活はこんなに充実してるのに自分なんて・・・」と自己嫌悪に陥りやすくなる。
必要以上に他人の生活に執着せず、SNSをチェックする時間を制限する。
4.恐怖にひたすら立ち向かう
どんな困難でも1万時間取り組めばその道のプロとなるという「一万時間の法則」があるように、苦手なことや、恐怖に何回も取り組むことで克服できる。
現代人は失敗を過剰に恐れ、恐怖や苦手に立ち向かう機会が減る傾向にある。
しかし、現状維持では何も生まない。自分の弱い所から目を反らしても本物の自信はつかない。
自分の短所や恐怖を見つけたら率先して立ち向かうようにする。そうすることで、本当の自信が養われる。
5.言葉を変える
言葉は非常に強力なもの。普段口に出している言葉は知らぬ間に、脳に影響を与えている
自分が発する言葉は、自分が一番聞いている。そのため、「自分には無理だ」「自分なんて・・・」と呟いていると、現実でも困難になる。また、ネガティブな事ばかり呟いていると人が離れていく。
逆に「自分はできる」「まだまだ成長するぞ」と前向きな言葉を発することで脳が認識をして自信が上昇する。
自分を励ます言葉を毎日かけるようにする。これにより潜在意識が変わり、自信が自然と育まれる。
6.失敗・挫折を経験する
「失敗を経験したら、むしろ自信がなくなるのでは?」と考える人がいるだろう。
しかし、失敗から立ち直る経験や努力を積むと「あの時立ち直れたんだから、今回もできるはず」と失敗に対して恐怖が薄れて、どんどん挑戦できるようになる。
また、「あの困難から立ち直った自分」が常に心のなかにあるので自信に満ち溢れる。
失敗や挫折を経験しても「自信がつくチャンスだ」と前向きに捉える。
7.姿勢を正す
姿勢を整えることは、見た目だけではなく、自分の心にも影響を与え自信を育む。
逆にビクビクして姿勢が縮こまっていると不安感を相手に与え、自信も低下する。
ここでは、姿勢が自信に与える影響を外面と内面に分けて紹介。
外面的な要素
背筋を伸ばし、胸を張ることで、他人からの評価が上がる。まっすぐした姿勢は、周囲に信頼感や好印象を与える。
また、体が大きく見えるので本能的にリスペクトされやすくなる。
内面的な要素
前かがみで座る姿勢や、肩を内側に巻き込む姿勢は、自分の体を縮こませ、見た目だけでなく心も閉じ込めてしまう。これが、ネガティブな感情や自信の低下に繋がる。
逆に、胸を張った姿勢は、開放感を感じさせ、気分を前向きにさせることが研究で示されている。
姿勢を簡単に正す方法
特に、人と話す時に姿勢を意識する。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせ、胸を張ることを意識する。すると、自然に不安や緊張感が薄れていく。
ふと気づいた時に姿勢を直す程度でもOK
まとめ
「本質的な自信を身につける方法」結論的には自分の課題から目をそらさず立ち向かうことが一番の自信構築に繫がる。
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