「目標を立てるのが良いと聞いたけど、具体的な方法がわからない」
「張り切って目標を掲げたものの、達成できずに終わってしまった」
こんな悩みを抱えている人はいないでしょうか?
成果を出すには目標設定は必要不可欠なものです。目標設定が結果の半分以上を左右します。そのため、ただ目標を立てるだけでは、何の意味を成しません。
今回は目標設定の方法に加えて、設定した目標を最大化させ、夢を叶える確率を大幅に上げる方法を紹介します。
目標設定のメリット
目標設定は自己成長や人生の質を向上させるための強力な方法になります。
目標設定はどのようなメリットをもたらすのか以下の6つに分けて紹介していきます。
- ムダな行動がなくなる
- 成長意欲が刺激される
- モチベーションが向上する
- 情報やアイデアが引き寄せられる
- 自信が向上する
- 人生の方向性が明確になる
ムダな行動がなくなる
目標設定はゴールから逆算して行動を明確化するので、ムダな行動が省かれて効率が上がります。
目標がないと、進む方向が違うので、いくら努力量を増やしたり、効率を高めても意味をなしません。
反対に、適切な目標を設定することで、今やるべきことが明確になり最短で目標を達成できます。
成長意欲が刺激される
目標を設定して実際に叶えると、達成感を味わうことができるので「もっと高い理想を叶えたい」と成長に対する意欲が湧き、成長意欲が刺激されます。
成長意欲が刺激されることで常に成長することができます。
モチベーションが向上する
努力する上でモチベーションはとても重要なものです。モチベーションがないと努力する意欲が失われて、挫折してしまいます。
目標を設定することで、努力に必要なモチベーションを向上することができます。
目標設定はゴールを明確にするので「夢がかなった自分」「理想の生活」などが具体的にイメージされて、自然とモチベーションが湧いてきます。
情報やアイデアが引き寄せられる
目標設定をして日常的にゴールを意識していると、RASという神経が働き、普段気づかない情報やアイデアが引き寄せられます。
例えば以下のような経験はありませんか
- 新車の購入を検討したら町中で車が目につくようになった
- 英語を習い始めたら英語レッスンの広告が目につくようになった
このように目標設定をすると日常的に目標が意識され、RASが働き、情報やアイデアが寄ってくるので目標達成が加速されます。
自信が向上する
自信は夢や目標を成し遂げるうえで重要な役割を果たします
目標設定は「ゴールまでどのくらい進んでいるか」「すでに何を達成したか」を確認できるので、達成度や成長度が明確化されて自信のアップに繋がります。
目標を達成するたびに「やればできる」という自信がつきます。この達成の積み重ねが自信となって大きな目標に向かう原動力になります。
自信に関しては以下の記事をご覧ください
人生の方向性が明確になる
目標を設定する時は「自分が本当にやりたいことは何か」「自分は何に興味を惹かれるのか」と思考することになる。
その結果、人生の生き方や人生で成し遂げたいことが明確になる。日々の目標設定を軸に人生の方向性を考えられるようになる。
目標設定の方法
ただ漠然と目標を立てるのは意味を成しません。
結果に直結する目標を立てるには以下の手順で立てます。
- 人生のゴールを決める
- 1年目標を立てる
- 目標を細分化する
- アクションプランを立てる
- 進歩状況を定期的に確認する
1.人生のゴールを決める
ここで人生における最終的なゴールを明確化することで、「自分は何を達成すべきか」と自分の進むべき指針を立てることができます。
「最終的にどうありたいか」「どのような自分になりたいか」と人生におけるゴールを決めます。ここは曖昧でもOK 。
例)人生のゴール
- 今の雇われ労働者を卒業して、自分の好きな時間に自由に働いている自分
- 定期的に海外旅行をできる時間と資金がある自分
- 日本で知名度をつけたい
2.1年目標を立てる
1.で立てた人生における最終的なゴールから逆算して、一年目標を立てていきます。人生のゴールに到達するためには、何を成し遂げるべきなのかを考えます。
曖昧な目標は現実味が薄れて達成が困難になるため、具体的な数値で表します。
例)
定期的に海外旅行に行ける余裕を持ちたい(人生のゴール)
→会社から独立するために1年後までに副業で月収100万円稼ぐ(1年目標)
3.目標を細分化する
1年目標を細かく分解して、短期目標を作ります。
目標を細分化すると、少しずつゴールへ近づいている様子が可視化でき、「少しずつ前進している」と感じれるため、モチベーションが向上します。
例)1年目標→3ヶ月目標→1ヶ月目標に落とし込む計画
1年目標
- TOEICで900点取る
3ヶ月目標
- 英単語帳を全て制覇する・リスニングスコアを20点アップ
1ヶ月目標
- 過去問正答率6割にする・月に10回英語のポッドキャストを聞く。
4.アクションプランを立てる
1年目標を叶えるのに、必要な努力や行動を明確にします。細分化した期間に沿って必要な努力や行動を優先順位をつけてリストアップします。
アクションプランは1週間で作成して、そこから1日にやるタスクに分解します。
例)目標:TOEICで900点取る
アクションプラン:
1週間
- 英単語を700個覚える
- 過去問を52ページまで解く
1日
- 毎日英単語を100個覚える
- 過去問を7ページまで解く
立てたアクションプランに沿って優先順位の高い行動から取り組みます。
5.進歩状況を定期的に確認する
自分がどのくらいの位置まで到達したかを定期的に振り返ります。
振り返りをすると、「進んでいる方向が正しいか」「どこを改善すれば良いか」を確かめることができるので、最短ルートで目標に近づくことができます。
また、「自分がすでに何を達成したか」が明確にわかるので達成感が育まれて、モチベーションの向上が期待できます。
最短で叶えるための目標設定のコツ5選
ここでは目標設定の効果を最大化させて、最短で夢を叶える方法を紹介していきます。
目標はギリギリの難易度で設定
目標は「ギリギリ叶えられる難易度」がベストです。
目標が簡単すぎると退屈に感じてしまい、逆に難しすぎると挫折してしまいます。
ギリギリの難易度は「フロー」という深い没頭状態に入ることができて、作業効率がぶち上がります。
自分にとって、「挑戦的かつ現実的」の両方を帯びている目標を立てることを意識します。
目標の数を絞る
失敗する人には「たくさんの目標を掲げる」という特徴があります。
1度に多くのことを達成しようとすると、エネルギーや時間が分散して、どれも中途半端に終わります。
目標達成は、数ではなく質が大事です。目標は多くても3つ以内にして、時間や労力を一点に集中させましょう。
目標を常に見えるところに置く
夢や目標は、定期的に頭の中で循環させることで実際に叶いやすくなります。
人間の脳は、想像と現実の区別をつけにくいことが知られています。
そのため、脳内に常に理想の姿があることで、現実と理想とのギャップを埋めようとして必然的に行動に出るようになります。
書き出した目標をトイレの壁に貼ったり、スマホのホーム画面に設定してみてください。理想像が可視化されて、進んで行動に出られるようになります。
目標は期限を厳密に設ける
期限を設けることで「適度な緊張感」が生まれ生産性が向上します。
また、期限内に達成できたら「達成感」が育まれて、モチベーションの向上にも役立ちます。
反対に期限が曖昧な目標は、ダラダラと行動を先延ばしにしてしまい、いつまで経っても目標が叶うことはありません。
目標に加えて「いつまでに達成するか」と期限も書き出すようにしましょう。
熱意が湧く目標を立てる
自分に興味のない目標だったり、外部に強制されている目標は熱意が湧かず、努力が続きにくいです。
「叶えないと」ではなく「叶えたい」目標なのかを自分に問いただします。
熱意が湧く目標は目標を達成するためのエネルギー源となり、結果に左右されずに行動できるため、成功のカギとなります。
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